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「過去の失敗を何度も思い出してしまう」
「未来のことを考えると不安で眠れない」
このような思考パターンは誰にでもありますが、実はこれこそが自律神経を乱す大きな要因です。
人間の脳は過去や未来に思考を巡らせるとき、ストレス反応を引き起こしやすく、交感神経が過剰に働きます。
その逆に、「今」に意識を向けることで、脳は安心を感じ、副交感神経が優位になり、自律神経が整いやすくなります。
本記事では「今を意識する」ことがなぜ自律神経の対処法として効果的なのかを、生理学・心理学・脳科学の観点から詳しく解説します。
過去や未来を考えるとき、呼吸は自然と浅く早くなります。これは体が「危険」に備えるモードだからです。
一方で「今この瞬間の呼吸」に注意を向けると、呼吸はゆっくり深くなり、心拍変動(HRV)が高まり、副交感神経が優位になります。
未来への不安や過去の後悔を考えているとき、無意識に肩や首がこわばります。
今に集中しているとき、筋肉は自然と緩み、血流がスムーズになり、酸素や栄養が全身に行き渡ります。
➡ 生理学的には「今を意識すること」がリラクゼーション反応を引き起こすのです。
交感神経優位が続くと、胃腸などの消化器官は機能を抑えられます。
「今ここ」に意識を戻すことで副交感神経が活発になり、消化吸収・免疫機能の回復が促されます。
心理学では「今この瞬間に注意を向ける」ことをマインドフルネスと呼びます。
研究によれば、マインドフルネスはストレスホルモンのコルチゾールを減少させ、不安や抑うつを軽減する効果があることが明らかになっています。
過去を繰り返し考える「反すう思考」は、心理学的にストレスやうつ病の主要因とされています。
「今」に意識を戻すことで、反すう思考が断ち切られ、感情の安定が取り戻せます。
➡ 「私は今、この瞬間に集中している」と意識するだけで、自律神経の緊張が和らぐのです。
未来の不確実性に囚われると「どうせ自分には無理だ」という無力感が生まれます。
「今できること」に意識を向けると、小さな成功体験を積みやすくなり、**自己効力感(自分にはできるという感覚)**が高まります。
これは自律神経の安定に直結する心理的資源です。
過去や未来を考えるとき、脳の扁桃体が活性化し、不安や恐怖を過剰に感じやすくなります。
「今」に意識を戻すことで、扁桃体の暴走が抑えられ、交感神経の過剰な働きが静まるのです。
「今」に集中することは、前頭前野を活性化させます。
前頭前野は感情のコントロールや理性的判断を担う部位で、ここが働くことでストレスに冷静に対応できる状態になります。
DMNは「ぼんやりしているとき」に働き、過去や未来の思考を生み出します。
しかし過剰に働くと不安や雑念を増幅させます。
「今に集中する」ことでDMNの活動が抑えられ、脳が休まり、自律神経が整うのです。
➡ 「今ここ」の感覚が強まり、自律神経が安定します。
➡ 五感を意識することで「今」に戻る力が高まります。
「私は今、座っている」
「私は今、呼吸している」
と声に出す、あるいは心の中で唱えるだけで、脳が“今ここ”を認識し、自律神経が落ち着きます。
歩くときに「右足、左足」と心の中で唱える。
食事中に「噛んでいる」「味わっている」と実況する。
➡ これだけで未来や過去への意識が外れ、今へ戻ってきます。
「今を意識する」ことは、最もシンプルで効果的な自律神経の対処法です。
過去でも未来でもなく、「今」に戻る習慣を持つだけで、心と体は確実に整い始めます。
当院では、心理学的アドバイスと整体を組み合わせ、
「今」に戻る体と心の環境づくりをサポートしています。
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