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私たちが普段使っている「言葉」は、単なるコミュニケーションの道具ではなく、脳と体に直接的な影響を与えるスイッチでもあります。
心理学や脳科学の研究では、どんな言葉を選ぶか、どんな主語を使うかが、自律神経の働きに大きく関わることが分かってきました。
特に、主語を「私」にすることは、自律神経の乱れを整える対処法として非常に効果的です。
今回は「主語を私にする」ことが、なぜ自律神経に良い影響を与えるのかを、生理学・心理学・脳科学の観点から徹底解説します。
「あなたが悪い」「みんながそうだから」といった他者主語の言葉は、自律神経を緊張させる要因になります。
なぜなら、外的要因に責任を押し付けると、自分ではコントロールできない領域に意識が集中し、交感神経が優位になってしまうからです。
一方で「私がこう感じている」「私はこうしたい」と表現すると、自分の内側に意識が戻り、安心感が生まれるため、副交感神経が働きやすくなります。
「私」を主語にした表現は、言葉にリズムが生まれやすく、発声が落ち着きます。
声の出し方や言葉のトーンは、自律神経に直結しています。
呼吸がゆっくり整うことで、心拍変動(HRV)が高まり、副交感神経優位な状態に近づきます。
「私」を主語にすることは、自己受容と自己決定感につながります。
この感覚は、脳の視床下部や自律神経中枢を安定させ、体内環境(ホメオスタシス)のバランスを取り戻す力を高めるのです。
心理学者バンデューラの自己効力感理論によれば、人は「自分で選んで行動できている」と感じることでストレス耐性が上がります。
「私はこう思う」と言葉にすることで、自分の行動に主体性を感じやすくなり、自律神経の安定に繋がるのです。
「彼のせいで疲れる」「あの人が変わらないからストレスだ」といった他者主語は、学習性無力感を生みます。
「どうせ自分には変えられない」という感覚が強まり、慢性的な交感神経の緊張を引き起こします。
コミュニケーション心理学でも「アイ・メッセージ(I-Message)」という手法が提唱されています。
例えば…
❌「あなたはいつも遅い」
⭕「私は待っていると不安になる」
このように主語を「私」にするだけで、相手を責めずに自分の気持ちを伝えられ、人間関係のストレス軽減=自律神経の安定に直結します。
「私」を主語にした発言は、脳の前頭前野を活発にします。
前頭前野は「理性的判断」や「感情の抑制」に関わる領域であり、ここが活性化することで、不安や怒りに支配されにくい状態を作ります。
ストレスで過敏になるのは、脳の扁桃体です。
他者主語で「誰かのせい」にしている時、扁桃体は「脅威」として処理し、交感神経を過剰に働かせます。
「私はこう思う」と言葉を変えるだけで、扁桃体の活動は落ち着き、リラックス神経(副交感神経)が優位になります。
「私」を主語にすると、セロトニンやオキシトシンといった安定や安心感に関わる神経伝達物質の分泌が促されます。
これにより、気分が安定し、長期的に自律神経が整いやすくなるのです。
➡ この一言の変換で、感情と事実を分けられ、脳が落ち着きを取り戻します。
深呼吸とともに「私は今、安心している」と声に出すと、呼吸法と認知行動療法を組み合わせた強力な自律神経対処法になります。
「私」を主語にすることは、最もシンプルで効果的な自律神経対処法のひとつです。
ぜひ日常の会話や思考の中で意識してみてください。
当院では、心理学的アドバイスと整体を組み合わせ、
自律神経の乱れに悩む方の体と心を同時に整える施術を行っています。
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